著作紹介
夏野いづみ著作紹介
●書籍
お月さん、とんでるね ~点頭てんかんの娘と共に生きて
・(共著)『新・てんかんと私 ひびけ、とどけ!34人の声』(萌文社)
・(共著)『障害の重い子とともにことばを育む‐通じ合う喜びの中でコミュニケーションが生まれる 』(学苑社)

●短歌
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■お月さん、とんでるね ~点頭てんかんの娘と共に生きて~

銀の鈴社のしおりより

障害児と健常児を分けない「インクルーシブ教育」への道筋。
この先駆的な教育を裏付けるように、体当たりで、ひたむきに前進する母の、ありのままの姿。

児童文学作家・日野多香子氏の推薦文より

「お月さん、とんでるね」と吾子が指す夕べの空にプラチナの月
この一首に出会った瞬間、私ははっと胸をつかれました。母と子のこの美しい心の触れ合いこそが、夏野さんの子育ての原点だと思ったのです。(中略)本書は、今子育てに悩むお母さん方をはじめたくさんの人々に、是非読んでもらいたいと思います。母の深い愛と命への畏敬、これらを強く感じさせられ、多くのことを教えられるからです。

点頭てんかんと診断され、入退院をくり返した乳幼児期、知的な障がいの受容、学齢期の地域の子ども達との心温まる交流、嵐のように過ぎた思春期、そして、25歳を迎えた今・・・

学齢期のインクルーシブ教育をはじめ、障害を抱えていても健常者と対等に当たり前に生活できるような社会~ノーマライゼーション~の実現を願って綴った渾身の手記

「北欧では、既に、1960年代に、障害者と健常者とは、お互いが特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿であるという<ノーマライゼーション>の考え方が提唱されています。日本も、親亡き後を案ずる必要がない国になってほしいと願っています。」(本文第5章より)

「現在も私は、一人の人間として、日本の教育制度の中で、障害児と健常児が区別なく、共に学ぶ機会が作られていくことを願っています。もちろん、障害のタイプによっては、特殊教育の必要性を感じています。それぞれが希望によって、特別支援学級や特別支援学校、普通学級や通級を選択できるような制度が望ましいのではないでしょうか?」(本文第四章より)


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